【妊活応援】妊活に役立つサプリメントの成分を詳しく解説

妊活に役立つサプリメントの成分1

葉酸

葉酸は子宮内膜を受精卵が着床しやすい分厚くてフカフカの状態に整えたり胎児の正常な細胞分裂を手助けする効果を発揮します。また、日本では約4％の確率で胎児に先天性奇形の症状が現れますが、十分な量の葉酸を摂取することで先天性奇形を発症する確率を下げる効果が得られます。

そのため、厚生労働省が『日本人の食事摂取基準(2015年版)』のなかで妊娠を計画している女性にたいして1日に400μgの葉酸を摂取することを推奨しているなど、妊活中の女性にとって非常に大切な栄養分です。

しかし、通常の食事だけで十分な量を摂取することが難しい栄養分でもあるため、サプリメントを利用して不足分を補うことが大切です。

コエンザイムQ10

妊活に悪影響を及ぼす原因の一つがストレスです。ストレスを感じると体内で活性酸素と呼ばれる物質が増加し、活性酸素が持つ酸化作用が原因で卵子や精子が劣化することが、妊娠を妨げる原因になる場合があります。そのため、妊活を成功させるには生活習慣を改善してストレスを減らし、活性酸素の量を減らすことが大切です。

そして、体内の活性酸素を減らす上で役立つ代表的な栄養分がコエンザイムQ10です。コエンザイムQ10は赤血球を除いたあらゆる細胞内に存在する物質であり、ミトコンドリアがエネルギーを生成する際に発生する活性酸素を除去する役割を担っています。

そのため、コエンザイムQ10を摂取することで体内の活性酸素を減らす上で役立つ効果が得られます。

マカ

マカとは南米ペルーのアンデス高地に自生するアブラナ科の植物です。各種ビタミンやミネラル、必須アミノ酸などを豊富に含んでいることに加えて、ホルモンバランスを整える効果を持ったベンジルグルコシノレートという成分が含まれています。

そのため、妊活を妨げる原因である冷え性体質や生理不順などを改善する効果が得られます。また、アルギニンや亜鉛などの成分も含まれているため、精子の質を向上させたりED(勃起不全)を改善するなど、男性の妊活をサポートする効果も発揮します。

そして、マカは日本人の一般的な食生活で食べる機会がない食品のため、妊活サプリメントの人気成分となっています。

妊活に役立つサプリメントの成分2

ショウガ

妊娠を妨げる代表的な症状が冷え性です。そのため、多くの妊活の方法が生活習慣の改善などによって冷え性を改善することを目的にしています。そして、冷え性改善に高い効果を発揮する食品がショウガです。

しかし、ショウガに含まれる辛味成分であるジンゲロールには末梢血管を広げて身体を温める効果を発揮しますが、この効果は一時的なものですぐに身体が冷えてしまいます。ですがショウガを乾燥させたり加熱調理するとジンゲロールがショウガオールという物質に変化します。

そして、ショウガオールは胃に作用して身体を芯から温める効果を持つため、冷え性改善に高い効果を発揮します。そのため、食事の際に生のショウガを摂取するよりも、乾燥させたショウガが成分として含まれているサプリメントを摂取する方が、より冷え性改善に役立つ効果が得られます。

鉄分

体内の鉄分が不足すると、出産の際に低出生体重児が生まれる可能性が高くなります。しかし、鉄分は生理がある女性の体内から失われやすい栄養分なので、食生活を改善したりサプリメントを利用することで、十分な量の鉄分を摂取することが大切です。

また、鉄分にはヘム鉄と非ヘム鉄の2種類があり、低コストな非ヘム鉄の方を使用するサプリメントも存在します。しかし、ヘム鉄の方が体内で吸収されやすいため、鉄分の摂取にサプリメントを利用する場合には使用されている鉄分がヘム鉄かどうかを確認することが大切です。

亜鉛

卵胞ホルモンや黄体ホルモンなどの分泌量が少ないと、子宮内膜が十分に成長しなかったり、無排卵月経を発症して妊娠を妨げられる場合があります。

しかし、亜鉛を十分に摂取することで卵胞刺激ホルモンや黄体形成ホルモンの働きをサポートしてこうした症状を防ぎ、健全な生殖能力を保てます。また、男性の場合も十分な量の亜鉛を摂取することでEDや性欲減退の改善、そして精子の量や運動性が向上するなどの妊活に役立つ効果が得られます。