妊活サプリにも含まれる妊娠を望む女性に必要な9つの栄養素

妊娠を望む女性に必要な9つの栄養素・1

コエンザイムQ10

コエンザイムQ10は、ミトコンドリアがエネルギーを生成する際に発生する活性酸素を除去する際に使用されている栄養素です。

ストレスなどの様々な原因で体内に発生する活性酸素は妊活を妨げる原因の一つであり、妊活中の女性は生活習慣の改善などのストレス対策を行っていますが、サプリメントを利用して十分な量のコエンザイムQ10を摂取することで、体内の活性酸素を除去して卵子の劣化を防止できます。

亜鉛

体内の亜鉛不足は、子宮内膜が薄くなって受精卵の着床が妨げられたり月経不順を発症するなど、妊娠を妨げる原因に繋がります。

また、亜鉛は胎児が細胞分裂する時に大量に消費される栄養素であり、母親の体内に十分な量の亜鉛が無いと子供が発育不全の状態で生まれてくる可能性があります。そのため、十分な量の亜鉛を摂取することが大切です。

鉄分

女性は生理があるため体内の鉄分が不足しがちですが、体内の鉄分が不足していると子供が低体重や未熟児で生まれてくる可能性があります。

また、胎児の成長に必要な鉄分が足りていても、胎児に鉄分を奪われる母親が鉄欠乏性貧血を発症する場合があり、この症状は「妊婦貧血」という呼び名を持つほど妊娠後に発症しやすい症状です。そのため、サプリメントなどを利用して妊娠前から十分な量の鉄分を摂取しておくことが大切です。

ビタミンA

ビタミンAは子宮内膜を受精卵が着床しやすい分厚い状態に整えるために必要な栄養素です。さらにビタミンAは胎児の細胞や神経、骨などの材料としても使われるため、受精卵が着床して細胞分裂が行われる時期に体内のビタミンAが不足すると、発育不全の状態で胎児が生まれる可能性があります。

そのため妊活中の女性はビタミンAの不足に注意する必要がありますが、過剰摂取すると赤ちゃんに奇形の症状が現れる危険性があります。そのためサプリメントを利用する場合は医師に相談して、適切な摂取量を守ることが大切です。

オリゴ糖

妊活中に必要な栄養素が配合されたサプリメントを利用しても、腸内環境が悪化していると各栄養素が十分に吸収されません。しかし、オリゴ糖は腸内に存在する善玉菌のエサになる栄養素なので、オリゴ糖を摂取することで腸内環境を改善して各栄養素の吸収率を高められます。

妊娠を望む女性に必要な9つの栄養素・2

葉酸

葉酸は受精卵が正常な細胞分裂を行うために必要な栄養素です。また、子宮内膜を受精卵が着床しやすい分厚い状態に整えるためにも使われます。さらに、日本国内では約4％の確率で赤ちゃんが先天性奇形の症状が現れますが、妊娠の前後に葉酸を十分に摂取することで先天性奇形の発症率を下げられます。

そのため、厚生労働省が発表した「日本人の食事摂取基準(2015年版)」で1日400μgの葉酸の摂取が推奨されています。しかし、一般的な食事では十分な量を摂取することが難しいため、妊活中の女性は食生活を改善したりサプリメントを利用することで、十分な量の葉酸を摂取することが大切です。

生姜

妊活を妨げる代表的な原因が冷え性です。そのため妊活中の女性は生活習慣の改善などの冷え性対策を行いますが、生姜を摂取することで冷え性改善の高い効果が得られます。また、生の生姜を摂取するよりも乾燥した生姜が含まれているサプリメントを摂取するほうが、より高い冷え性改善の効果が得られます。

ザクロ

ストレスなどが原因で体内の活性酸素が増加すると、その強力な酸化作用によって卵子が劣化して妊活の成功を妨げられる場合があります。しかし、ザクロには抗酸化物質が豊富に含まれているため、活性酸素を除去して卵子の劣化を防ぐ効果が得られます。

カルシウム

胎児の骨は母親の体内にあるカルシウムを利用して作られます。そのため、妊娠前から十分な量のカルシウムを摂取する必要があります。厚生労働省は成人女性に1日500〜600mgのカルシウムを摂取することを推奨していますが、摂取量を満たしていない女性が少なくありません。

そして、体内のカルシウムが不足した状態で妊娠すると骨粗しょう症を発症する可能性があるため、妊活中の女性はサプリメントを利用して十分な量のカルシウムを摂取することが大切です。