冷え性とストレスで不妊に？！妊活を妨げる原因と対策方法を解説

冷え性について

冷え性が妊活に与える悪影響とは

妊活の基本は冷え性改善だといわれるほど、冷え性は妊活に大きな悪影響を与えて不妊を引き起こす原因の一つです。冷え性が原因で血行が悪くなると、身体は生命を維持する上で重要な臓器に優先して血液を供給します。

その際に卵巣や子宮といった生殖器への血液供給は後回しにされるため、生殖機能が低下します。そのため、受精卵の着床が困難になったり、着床しても流産してしまう危険性が高くなるなど、妊活を妨げる様々な問題が発生します。

主な対策方法

冷え性対策に役立つ主な方法は以下の通りです。

• 生活習慣の改善

冷え性を改善するには、日頃から身体を冷やさないように工夫することが大切です。例えば暑い夏でも屋内はエアコンが効いて寒い場合が少なくありません。そのため、マフラーやカーディガン、腹巻きや冷え取り靴下などを用意しておき、そうした場合でも身体を冷やさないように気を遣うことが大切です。

また、現代はシャワーで簡単に身体の洗浄を済ませる方が少なくありませんが、冷え性を改善するためにはしっかりとお風呂に浸かることが大切です。そして、この時に熱いお風呂に短時間だけ浸かるよりも、ぬるいお風呂に長時間浸かるほうがより身体を温める効果が得られます。

そのため、入浴する際は38度から40度ほどのお風呂に20分以上浸かることを心がけましょう。また、運動不足による血行不良が冷え性を引き起こす場合もあるため、日頃からジョギングやウォーキングといった適度な運動を行うことが大切です。

• 食生活の改善

日々の食事を工夫することで冷え性を改善できます。そして、冷え性改善に高い効果を発揮する食品がショウガです。さらに、ショウガを加熱したり乾燥させることで辛味成分のジンゲロールがショウガオールという物質に変わり、冷え性改善の効果がより高くなります。

そして、マカを摂取することでも冷え性改善の効果が得られます。マカはアンデスの高地に自生する球根野菜であり、各種ビタミンやミネラルを豊富に含むことに加えて、ベンジルグルコシノレートという物質が含まれています。ベンジルグルコシノレートにはホルモンバランスを整える効果があるため、冷え性を改善して妊娠をサポートする効果が得られます。

また、毎日の食事にショウガを使い続けることが難しい方は、サプリメントを利用して摂取することが効率的です。そして、マカの場合も一般的な日本の食事で口にする機会が少ない食品のため、サプリメントを利用して摂取することが効率的です。

ストレスについて

ストレスが妊活に与える悪影響とは

ストレスを感じると体内で副腎皮質ホルモンという物質が分泌されますが、この副腎皮質ホルモンの分泌や分解の際に活性酸素と呼ばれる物質が発生します。本来はウイルスや細菌などの体内に侵入した異物を除去する役割を担っている物質ですが、体内で増加しすぎるとその強力な酸化作用が卵子や精子などにダメージを与えて、妊娠を妨げる原因に繋がる場合があります。

主な対策方法

ストレス対策に役立つ主な方法は以下の通りです。

• 生活習慣の改善

ジョギングやウォーキングなどの適度な運動を行ったり、気晴らしになるような趣味を持つことでストレスを発散できます。また、喫煙は体内に大量の活性酸素を発生させる原因になるため、妊活中は禁煙することが大切です。

そして、妊活仲のストレスを減らす上で大切なことは、なかなか妊娠できないことを気にしすぎないことです。妊活が成功しないことのストレスが原因で活性酸素が発生して、それが原因で妊娠が難しくなるという負のスパイラルに陥ってしまう可能性があります。

• 食生活の改善

ストレス対策で大切なことは、活性酸素を除去する効果を持った抗酸化物質を多く摂取することです。そのため、ビタミンCが多く含まれているレモンやグレープフルーツ、リコピンが多く含まれているトマトやスイカなどを食生活に取り入れることが効果的です。

また、ポリフェノールが含まれている赤ワインや、コエンザイムQ10が含まれているイワシや豚肉などを食べることも効果的です。また、こうした食事の工夫が難しいという方は、抗酸化物質が含まれているサプリメントを利用することで簡単にストレス対策が行えます。